ハピネス
だって今惟万理が言った特徴は、リリアの外見にドンピシャで当てはまってる。


適当に話を作って、ここまで当たるワケが無い。天使という存在を勝手に作り出すなんて私にドン引きされる可能性もあるのに、この子にそんなリスク背負う必要がある?


「な、んで…知ってるの……?願い事の事もリリアの事も……」


呆然と、リリアに説明されたルールも忘れて口に出してしまった。


途端に惟万理は、ブフッ!と噴き出す。


「アンタ……ボロ出すの早過ぎ。ハピネスの事は話しちゃダメって、言われたでしょう?」


「何それ…惟万理どこまで知ってるの!?」
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