ハピネス
3時間目が終わり、4時間目が始まるまでの僅かな空き時間。


私のクラスから少し歩いた所にある教材室に、私の疲れ切った声が漂っていた。


「なんで天使の仕事が、ハンコ押しなのよ~~~!!」


そう……なんと私のハピネスとしての初仕事は、“ハンコ押し”だったのだ!!


現在私は教材室にある長机に向かって座っており、その机の上には大量に積まれたプリント……ってか、書類?


「グダグダ言ってないで、さっさとハンコ押しなさい」


「ハ~~~イ…」


もう何枚目かも分からない書類を1枚手に取って、ポンッとハンコを押した。
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