僕が嫌いな君が好き
ープロローグー
4月…始まりの季節。

俺は大学生になった服飾系の大学。

今日は入学式。

入学式やからって猫かぶる必要ないかなって思って高校の時と変わらぬ金髪にピアスで入学式に…

ファッション系なし。

皆そんなもんかなって思ってた…

なのに…

皆髪色暗いやん!?

スーツ着てるやつの方が多いし。

正装はしてきたけど、スーツではないからな、俺…

『めっちゃいかついやんあの人』

そりゃ言われるやんな…

その時、後ろから肩を叩かれた。

「1年生やんな?」

俺と同じような金髪。

「うん」

「はぁ。安心したっ、笑。仲間おったわぁー」

俺も内心安心した。

こういうやつもおるやんな

「あ、俺小森望!よろしくな!」

「俺は、藤崎竜聖」

「竜聖かー。かっこええな!」

人懐っこい望の性格のおかげで、すぐ仲良くなれた。

「受付済んだ?」

「まだやで」

二人並んで受付へ

そこには、入学式の手伝いをしている先輩方がたくさんおった。

「「「ご入学おめでとうございます。」」」

なんて声がそこらじゅうから聞こえる。

その中に……君を見つけたんや。
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