僕が嫌いな君が好き

ツインタワー

望と同じクラスやったから、一緒に座席へ向かうと…

先程までの俺らの安心は、すぐになくなってしまった。

人より背の高い俺。

…と、俺よりでかい望。

そんでもって、二人して金髪。

一人でおった時より、目立ってしまう。


「…しゃーないか」


「…やな」


その日一日で俺らはだいぶ有名になってもうた。


「…なんや、あのちゃらいの」


君にそんな風に思われていたことは、知らなかった。
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