これ、俺の。最強★不良彼氏に愛されて
 
ばっかじゃね、付き合うつもりなんか無かったのに。


流されてる、あたしまた流されてるぅ。



一人で悶々と落ち込む。


幸い、アクマはトイレから戻ってくるのに時間がかかったため、考え込む時間が充分あった。




あんなにハイテンションだったのが嘘だったかの様に、帰りは重い足取りで自宅まで送り届けてもらった。






「じゃあ、またな」


「ん……バイバイ……」



別れの挨拶もほどほどに玄関の扉を開けると、ニヤニヤした母が出迎えた。

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