黒狼と猫の総長様
『……汚いやり方』
『勝負だろ?』
そう言って勝ち誇るように笑う黒髪を見て、ため息をつく。
『まぁ、いい。
私の、負けね。
約束は守る』
『なら、姫になれ』
『……わかったわ』
私が返事した瞬間、下腹部に衝撃が加わる。
『……双子』
私がそう言って衝撃の原因の名前を呼ぶと、明らかに不機嫌な顔をする双子。
『『れーちゃん!?』』
『……何』
『ボク、愛哉だから』
『僕は、愛斗!』
……つまりは、
『名前で呼べと』
『『そうだよー!!』』