僕等はまだ恋を知らない



長かったマラソン大会も終わり、配られた飲み物を飲んでいる最中。



九条くんの他に、大翔と沙耶が近くにいる。




「沙耶、足はもう大丈夫か?」


「うん!ありがとう大翔くん」



場所は保健室。


足を怪我した沙耶の手当てをするため。


ゴールして真っ先に保健室に来たはいいものの、先生は飲み物配りの手伝いをしていて不在だった。



だから、ここには私たち4人しかいない。


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