僕等はまだ恋を知らない
*
ようやく放課後になり、いつものように大翔と沙耶は部活へ行ってしまった。
ちぇっ……今日も1人か。
天気もいいし、どこか寄り道でもして帰ろうかな?
グラウンドでは陸上部が準備運動をしている。
大翔の姿を横目で見ながら、校門を出ると。
「おい、倉橋」
その瞬間、誰かに声を掛けられた。
みんな部活中なのに誰だろう?
頭にはてなマークを浮かべながら、ゆっくりと振り返る。
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