僕等はまだ恋を知らない
違うからってデコピンすることはないじゃん。
地味に痛いとはこのことだ。
「倉橋はさ、俺の目がなんで青いか知ってるか?」
「へ?青?」
「そっ、気になってんだろ?」
青い瞳…………。
九条くんの最大の秘密がそれだ。
「九条くんがヤンキーだから?」
「なんでそうなんだよバカ」
「バ、バカじゃないし!」
反論した瞬間に、また九条くんの指が私の額を軽く弾く。
「2回目……」
最初の痛みもまだ引いてないのに、ずるい。