ゼロの相棒




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それから間もなく日が暮れて、夕食を食べ終わった後のこと。




私が川で歯磨きを済ませ、テントに戻ると


ゼロが小さな寝息を立てて熟睡していた。





今日はいつもより歩いて、疲れているとはいえ、それはとても珍しいことだった。





私は、今まで、一度も寝ている姿のゼロを見たことはなかった。




彼は必ず私が眠りについた後に寝て、私より早く起きるのだ。




私は、星の町を出た辺りから


彼が徐々に私に気を許し始めていることに気がついた。





最近では話しているときに、笑うようにもなった。




それは私にとって、とても嬉しい変化であったが、まだ、ゼロは完全に心を開いているわけではない。




私と言葉を交わしていない時は、相変わらず、何を考えているのかわからない瞳で遠くを見ている。




その横顔からはどこか寂しさを感じていた。





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