甘酸っぱ愛


『あたし、トイレ行ってくる!』


ほてった顔をひやさないと…




トイレから戻る最中

誰かが歩いてくるのが見えた



誰だかすぐにわかった


すれ違ったところであたしは声をかけた



『一十木!』



ゆっくりと止まって

こっちを振り返ることはしなかった


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