甘酸っぱ愛
ブンブンと首をふる
「じゃあどうした?」
永舞が背中を撫ででくれた
あたしは少し気持ちを落ちつかせて
それからゆっくりと答える
『あたしね、閉所恐怖症なの』
「閉所恐怖症?」
『閉鎖的なところにいると
苦しくなってパニックとか起こす』
みんな静かにあたしの話を聞いてくれた
『飛行機は昔から苦手で
離陸直前に急に体調が悪くなって
そしたら絢ちゃんが来てくれたから
なんか安心したら泣けてきた』