だから、俺の彼女になってよ。
そして鋭く女生徒を睨みつける。
「寄って集って。惨めだね、あんたら。こんなに人数作ってまでコイツに何が言いたかったわけ?」
そう投げ掛けたところで、憧れの彼に睨まれたのがショックなのか誰一人言葉を発さない。
「あーあ、だんまりかよ。まぁいいけどさ。ほら葉山、おいで」
「え?……わっ ⁉︎」
急に腕を引かれたかと思うと、一瞬にして視界が暗くなった。
「 (ち、近い…!) 」
それが、千歳くんに抱きしめられてると気づくのにそう時間はかからない。