時間よ、止まれ。
「傘…ないの?」
中原くんの問いに思わず
コクン…
と、うなずいてしまったけど。
私に近付いてくる中原くんに気付いて、何となく嫌な予感がこみ上がってきた。
ま…
まさか…、
相合い傘は、
嫌っ!!
近付いてくる中原くんと距離を取ろうと、少しずつ後ろに下がろうとした、その時。
「これ…。使っていいよ。」
中原くんは爽やかな微笑みと共に、自分がさそうとした傘を私に差し出した。
「え…っ?」