時間よ、止まれ。
「…井上?」
気付くと、私の目の前に新井の不思議そうな顔。
「…ん?へ?ごめん!」
「何ボーっとしてんだよ?」
「あ…うん。」
あれから数日後。
出席番号が前後している私と新井は、一緒に今週の週番を任されていた。
教室に誰もいなくなった放課後。
私と新井は、本日最後の仕事の日誌にかかろうとしていた。
「俺、県大会控えてて部活サボれないから、今日の日誌、頼んでいい?」
「うん。もちろん。部活、行ってきなよ。」
「お、おう…。」
…にしては、動こうとしない新井。