時間よ、止まれ。



試合はロスタイムに入った。



ロスタイムはたったの3分。





このまま、得点も入らず終わっちゃうの…!?





そう強く思った瞬間、うちのチームに得点のチャンスが回った。




7組の市川くんが、相手のゴール前までボールを進める。




もちろん、隣の華恵の大声は更に大きくなった。




そして

市川くんから新井にボールが渡った。




新井は敵チームのディフェンスを次々とかわしていく。





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