時間よ、止まれ。



やっと「優祐」って呼ぶことに抵抗がなくなった頃





私達は冷房が効いてない、暑苦しい学校の図書室に閉じ込められていた。





「中3だってコト、完全に忘れてたわ…。」



「俺も。」





中3の夏休みと言えば…

受験シーズンの始まり!




今年は、去年より違うところがたくさんある。



宿題の量も去年より増えたし、塾に通うコが増えたし…


更に

夏休みなのに、わざわざ学校で『補習』を受けるコトになっていた。





私はただ、周りの状況だけが、私達を『受験生』に仕立て上げているように感じていた。




だって…

私と優祐は…


志望校すら今考えてるところ。




勉強の量が増えたところで、目的が決まってないんだから、補習しても意味がない。





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