【完】ぎゅっとしててね?

秋到来







     ♡




まだまだ夏服、全然気温が下がらない。
9月、新学期が始まった。


「へー、弥生ってそんなに可愛い子と付き合ってたんだ」


「うん。ミラクル可愛いお人形さん」


藍と放課後おしゃべり。
藍は薬指に指輪はめちゃって。
幸せオーラ、眩しいんですけど。


「さて。委員の仕事しないとなんだけど」


いちごミルク片手に、爆睡中のヤヨを見る。
起きないよね、この人。



「弥生今日1日ずっと寝てるね」


「夏休みにバイト入れまくって遊びまくったらしいよ。だからね、いまの彼は昼夜逆転」


「芙祐やけにくわしいね」


「お互いフリーで暇だからメールが続くんだよ」


「……いっそ弥生と付き合えばいいのに。アリなんでしょ?」


いちごミルクごくごく。
ヤヨを眺めるけど。


「ヤヨはあたしのこと好きじゃないからね」


何回か聞いたことあるもん。
ていうか、無、らしいね。



……って思い出したら。
ちょっとむかついてきた。
安眠妨害してやろ。


< 135 / 449 >

この作品をシェア

pagetop