同居ノススメ

それと
もう一つわかったこと、

桃は熟睡に入るときに
必ずと言っていいほど

「んっ・・」と

堪らなく可愛い声を出す。

本人は、
たぶん気がついていない、
俺だけの秘密。

その声が聞きたくて、
俺は桃が寝入るまで起きている。


その声を聞くと何故か安心して
俺もすぐに眠れる。


『桃、
俺はあなたに惚れてしまったよ。

離したくない、いつまでも隣りで
あなたに笑っていて欲しいんだ。

どうやったら伝わる?

あなたはそれに
答えてくれるのだろうか?

俺は柄にもなく不安だ・・・』
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