同居ノススメ

すると薄く目を開け
その様子をうかがっていた
慎太郎は

「桃、おはよ!」と
頬にキスをした。

思い出した時点で
真っ赤になってた桃の顔は
更に耳まで赤くなり

「おっ・・おっ・・
おわっ・・おはよ」

とぎこちなく挨拶をした。

「桃、動揺しすぎ。
朝から可愛いなぁ、

俺の彼女は!」

と、
桃の頭をくしゃくしゃと
なで回し続けた。

「俺、昨日思ったけど・・・
桃に対して、
加減ができなさそう。

これから結構、
めんどくさい男になるかもよ?
全力でぶつかっていくから、
覚悟してね?

桃を思い切り愛して
良いんだって思ったら、
歯止め聞かなくて、

いつでもキスしたいし、
くっつきたいし

離れたくない・・」

と、慎太郎は口元をゆるめ
少し笑った。

その言葉に
桃は同意の意味を含め
慎太郎の唇に軽くキスをし、

「どんとこい!心配ご無用!
慎太郎のめんどくさいの、
大歓迎!

ほら、起きるよー!!」と

慎太郎が油断した隙に
ベッドから抜け出した。


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