同居ノススメ
プロポーズの真相


翌日から慎太郎は
仕事と桃の看病を両立しながら、

桃が退院してくる日を
待っていた。

毎日、
病院に通わなくていいよ、
と桃から言われるも

桃に逢いたくて、
やっぱり足を向けてしまう。


1人でいる自宅は、寂しくて、

桃の病室で、
うたた寝する方が
よっぽど疲れがとれた。


桃が庇った子どもたちも
お見舞いに訪れ、
母親と一緒に謝罪にきた。

桃の怪我がなおらなかったら
自分が結婚すると言い出す
なおき。

それを慎太郎に伝えると
本気で子ども相手に嫉妬をし、
競う姿勢を見せる慎太郎。

そうして、ようやく退院の日。

慎太郎は夕飯の支度をし
ある書類を準備し、

桃を迎えに行った。

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