同居ノススメ


カタン・・・

リビングの方からの音に
気が付き、桃は目を覚ます。

『あれ?わたし・・・
リビングで寝たはずなのに・・・』

と思いつつ、
リビングに足を向けると

慎太郎が荷物を運び終え、
キッチンでスープを作っていた。


「桃、大丈夫か?

いま野菜のスープを
作ってたんだけど

少し食べれそうか?」と慎太郎。


「ありがとうございます。

本当にご自分の荷物を全て
運んできたんですか?」


桃が少し驚きながら聞くと

「うん!部屋の解約手続きも
とりあえず連絡入れたし、

あとでここの不動産屋さんも
教えて?

近くか、マンションの駐車場も
借りたいし、桃と一緒に住むのも
伝えないといけないからさ!」

とテキパキとこなす慎太郎。

スープの支度を持って
ダイニングに席つく2人。




< 30 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop