同居ノススメ

「今日は、
体があたたまるように
キムチ鍋にしちゃったけど、

桃の嫌いなものって何?
聞いとくの忘れた!」

「嫌いなものかぁ、
どうしても食べられないのは
レバーかな、
あとは嫌いなものはないよ?」

「そっか!じゃあ、
レバニラとか、食えないんだな。」

「そうなんだよねー

貧血持ちだから、
ホントは食べなきゃ
いけないらしいけど、
どうしてもダメで・・・

慎太郎の嫌いなものは?」


「俺?特にないかなー
食べられないも乗ってないよ。

あっ!でも1つあった・・嫌いなもの」

「なに?」

「桃を・・・
悲しそうな表情にさせる奴」

「あはは、なにそれ!

食べ物じゃ無いじゃんー。
さっ!温かいうちにいただこう!」

と桃は笑って返し、席についた。


『桃・・
そんなケラケラ笑ってるけど、
ホントは思い当たる奴、いるだろ?』

そんなことを思いながら
桃と鍋をつつくことにした。
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