同居ノススメ

慎太郎は高木と2人で
休憩に入ると

椅子に腰掛けた。

「ふうーっ。いやー
女性の勢いって凄いっすね・・・

ちょっと怖かったっす。

あんなフワフワそうな
可愛いカッコして・・

俺、こんなの初めてです」

と高木が言葉を発した。

「そっか・・

高木はオープン初めて?
にしても・・今日は一段と
殺気立ってた気がする・・」

と慎太郎も答えた。

「それって、やっぱり
長谷川さんが言ってた

『店長効果』じゃないっすか?」と高木。

「『店長効果』ってなんだ?」

「いやいや、だから、
ダダ漏れって話ですって!」

「何が漏れてんだ?
それがわからん、俺には」

「そうっすか・・
リア充なんっすね!」

「なんだ、
そのりあじゅうって?」

「ネットで調べてください!」

「はあ・・」とため息を付き
調べようとスマホを取り出し
気がついた!やべっ!

桃に連絡入れてねー。

桃からも特に連絡はなく、

『ごめん、連絡遅くなって!
20過ぎには帰れると思う。

夕飯、あると嬉しいなー』と

桃に連絡を入れてると

となりで
その表情を見ていた高木は

「ほら、やっぱり・・
リア充のダダ漏れですねー」

と笑いながら店に戻っていった。
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