徒然なるままに、短歌部





「まず、『レイニーブルー』って題名、なんでこれにしたの?」




なんで? なんでと言われても……。




「何となくです。」




「うん、だろうね。これの意味、わかっててつけたの?」




「『レイニー』は雨で、『ブルー』は、青で。でも、この青は、雨の青と青空の青をかけてます、はい!」




「ああ、うん……。でもね、これ、直訳『雨の日の憂鬱』なんだよ? 憂鬱なの?」





「ええー!? あ、雨の日の憂鬱……。そんな馬鹿な……。」




「徳永英明さん、知ってる?」




「名前しか……。」




「今度、CD貸すよ。」




「あ、大丈夫です。とりあえず、題名は直しますね。」




「いや、それだけじゃなくてさ……内容というか、題材がありきたりすぎて、面白味がないというか……。あと……。」




まだ何かあるのか……。




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