染マレ。~私たちの恋色~

四女、華音。

「はあ・・・」



ぼーーーっとしながら、でもなんだか嬉しそうなかおで朝食をとっている舞ねえに、ため息しかでてこない。


また空想の世界にいっちゃってるのか・・・。


私は安城 華音(あんじょう かのん)。小学6年。


姉である舞を、日々叱る毎日。



「ほーら!舞ねえ、食べ終わったなら洗濯物干してきて!!」


「うーん・・・まだドーナツ食べて無い・・・」


「ここにドーナツなんてないでしょ・・・」



全く・・・。
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