ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
「じゃあ、よろしく」


そう言い残すと、中川先生は教室を出て行った。



「え?
整頓?
生物室? 
なに、それ。あたし……。
怒られるんじゃなかったの? 
ぽっちゃりん先生のチクリによって」



大熊さんは、先生が出て行ったドアを、ぽっかーんと見つめた。



やっぱり。



思った通り。



そう考えてたんだ。



わかりやすー。
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