ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
大熊さんを見ることなくそう言ったのは……。



「クラスの委員長とか、副委員長って。
基本、雑用係だから」



こう言っておけば、これからも一緒に仕事がしやすいと思ったから。



だって、中川先生。



俺にばっかり仕事を振って、副委員長の存在を、すっかり忘れてるみたいだから。



「えぇっ!? 
そうなの!? 
雑用係っ!?」



素っ頓狂な声がかえってきた。



と思ったら……。
< 118 / 386 >

この作品をシェア

pagetop