ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~side湊
そう言いながら、大熊さんの隣の席……。



カップルシートの片方のイスに座った。



俺を呼びだしたってことは……。



「花は、決めたの?
俺とアイツ、どっちにするか」



そういうこと……だよな?



ジッと大熊さんの顔を見つめる。



ふたりっきりでしゃべるのは、1ヶ月以上ぶりだ。



だから、なんとなく緊張する。



張り詰めたような空気の中……。
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