女装男子の憂鬱
「・・・よし、まずは服を買いに行こうか」
手を引かれ 無理矢理連れてこられた場所は、若者がショッピングを楽しめそうな店がたくさんならんであった。
男(イケメン)が貸してくれたパーカーからは、フェロモンというのだろうか、なんかこう、いい匂いがぷぁんぷぁんして、嗚呼、幸せ
「ねえ、どこのお店がいいかな?あんま女の子の好みとかわかんなくて・・・」
俺もわかんねーよ!!!!!!
だって俺男だもん!!!!!!!
でも今更言えねーよ!!!!!!
だって女装してんだもん!!!!!!!!!!泣
今 俺実は男なんです言ったら まず引かれる。
さらにこの男(イケメン)がわざわざしてくれた行為が無駄になってしまう。
そんなこと 俺が絶対にさせない・・・
イケメンの行動に 無駄はないんだよ!!!!!!!!!
・・・それに
それなりに女装が似合ってるから 男だってばれてないし
念願?の女になれ?たんだし・・・
少しは 楽しんでいいだろー♪
「うんっ!!そこでいいよ♪」
「・・じゃ、入ろうか」
地声はダメだろ――――――俺