時にはケダモノくんなのです
奏side
「はぁ…まじでありえねぇ…」
萩野と交代でシャワーを浴びる俺。
さっきからずっと頭ばかりにシャワーを当ててる。
大きなため息とともに首を横に振る。
家に呼んだのは確かに俺だ。
でも萩野を家に呼んだのは雨で濡れて寒いだろうから連れてきた。
決してやましいことを考えてたとかそんなんじゃねーし…
でも…
「なんで俺が渡したズボン履いてねぇんだよ」
貸したパーカーは確かに長さもあるけど…
俺、男なんですけど。