Your Smile ~君との未来~


「あ、愛希、潤起こして!!」

「ん〜。」

頭をかきむしりながら、隣の潤の部屋に向かった。

無言でドアを開けて、

俺の2歳しか変わらない、バカ潤のところに向かって、布団を思いっきり剥ぎ取った。

「…んだよっ!」

反抗期真っ盛りの弟の拳が、俺の顔面めがけて、飛んでくるが、

そんなのも余裕で、

受け止めてから、

頭を叩いた。

「ってぇ、って、兄貴かよ。」

「早く起きねぇと親父呼ぶぞ。」

の、一言でむくりと体を起こした潤。


大あくびをしながら、潤の部屋から出ると、


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