Your Smile ~君との未来~



頭痛い。

目を開くと、目の前には白い天井。

「望愛っ!」「ねぇちゃんっ!」

声の方を見ると、


「…おか…あ…さん…?
ひか…る…?」


目に涙をためたお母さんと光の姿。

「…わたし…」


「いい。
何も言わなくていいわ。
今までごめんなさい。
これから少しでも早く帰れるように頑張るから。」

お母さんは泣きながらわたしを抱きしめてくれた。

その温もりが久しぶりで、ずっと求めてたもの。

だけど、今は違う。

なんとも言えない不安感が私を包み込んだ。

愛希くんに、会いたい。







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