Your Smile ~君との未来~


6時間目も終わって、

SHRが始まった。

やばー。まだ渡せてねぇよ。

どうすっかな、

と思ってるうちにSHRが終わってしまった。

「二宮くん!ばいばい!」

「え?あ、ちょ、まてよっ!」

気付いたら声をかけていた。

「…え?私?」

「ん、おまえ、」

と言って、昼休みに買ったやつを渡した。

「ごめん、苺みるく、多分もう温くなってる。」

と言うと、

佐藤は、嬉しそうな泣きそうな顔をして、

「二宮くん!ありがとう!一生残しておくね!」

と、笑いかけてくれた。




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