僕は君のことが好きだった。
「おはよう~!拓君!
それに、お誕生日おめでとう!」

ららがいつものおっとりとした口調でそう言いながら、スミレの花束を渡してくれた。

それに続き、クラスの女子は次々にと、プレゼントやお菓子をプレゼントしてくれた。

「皆、ありがとう!」

ここまでは、幸せだったんだよね。

ここまでは。
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