僕は君のことが好きだった。
第7章
「拓君!」

突然、花香と同じクラスの女子に呼ばれた。

今は5月。桜の木は花びらを舞い踊らせている

「私、3組の工藤莉愛(クドウ リア )。
花香が、カンニングしたの知ってる?」

工藤が探るように聞いてきた。

微妙に頭を縦に振る。

「私、花香を痛め付けるから。」

え?今何て言ったの?

つまり、花香をいじめるってこと?

「カンニングするのが悪いんだから、文句言わないでね!」

工藤は、笑顔で言い放った。

その笑顔に、僕は恐怖を覚えた。

花香、どうなるんだろう。

恐怖のゲームが、始まった。
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