何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「だから梓沙ちゃんがハルさんの為にこうやって行動してくれる事が本当に嬉しいんだ。
……その梓沙ちゃんの役に立てるなら力なんて惜しまないよ!
何でも言ってね!」
「カオルさん……」
カオルさんの優しさに胸が温かくなる。
そして強く決意をする。
カオルさんの為にも遥斗の為にも、早く九条さんを見つけないと。
「って言っても、ハルさんの親友の……九条さんだっけ?」
「はい、遥斗と同じ大学だそうです」
「流石にそれだけじゃあアタシも調べられないのよねー」
肩を落とすカオルさんを宥めながら歩き続ける。
目的地は特に決まってはいないけど、とにかく少しでも情報を探さないと。
その時
「梓沙さん……?」
「え……?」
高い声で名前を呼ばれ、振り向けばそこには見覚えがある女の人と男の人が立っていた。
……その梓沙ちゃんの役に立てるなら力なんて惜しまないよ!
何でも言ってね!」
「カオルさん……」
カオルさんの優しさに胸が温かくなる。
そして強く決意をする。
カオルさんの為にも遥斗の為にも、早く九条さんを見つけないと。
「って言っても、ハルさんの親友の……九条さんだっけ?」
「はい、遥斗と同じ大学だそうです」
「流石にそれだけじゃあアタシも調べられないのよねー」
肩を落とすカオルさんを宥めながら歩き続ける。
目的地は特に決まってはいないけど、とにかく少しでも情報を探さないと。
その時
「梓沙さん……?」
「え……?」
高い声で名前を呼ばれ、振り向けばそこには見覚えがある女の人と男の人が立っていた。