金髪子犬がじれったい!
「寧々!寧々!!ねーーーねーーーー!」
骨がバキッと鳴るほどの衝撃が走る。。
震度7かと思って飛び起きると、梨々香が楽しそうな顔で私を揺すっていた。
「昼休み!トイレいこ!」
まだ半分しか開いていない目を擦りながら立つ。
梨々香はいつもエネルギッシュで羨ましいくらいだ。
と、考えたところで、おばさんくさいなと思ってやめた。
「寧々?彼氏できそう。」
「お!梨々香いいなぁ!!
前に言ってた好きな人?」
二人で鑑の前に立って、髪を整える。
私は腰までのロングだしストレートが自慢だから、乱れているとショートの娘より汚く見えてしまう気がする。
「いや、隣のクラスの人。
部活、いっつも近くでやってるんだよね。
斎藤雄介くん、知ってる?
白くて、背たかい人。」
知らないけど、たぶんあの人かなってのはわかる。
「わかる気がするー。
バスケ部だっけ?」
そうそう。
と言いながら梨々香はポニーテールをきゅ、と結び直していた。