不器用な恋模様

はぁぁ〜、この子はなんて天使なの?
それだけでもう…

「大丈夫、少し寝不足なだけだし。気にしないで!」

ニコッ


私は今ちゃんと笑えてるよね?
辛そうな顔なんてして心配かけちゃダメなんだから。


「そう?もし悪くなったら言ってね?絶対だよ」


不満そうな顔をしつつ桃華はそう言い残して自分の席に戻った。


ごめん、桃華。
あんたにはいつも迷惑かけてるからこればっかりは私が悪いから。



「…たく。」



あー、そろそろほんとにやばいかも。


授業中、流石に体調が悪くて手をあげようとしたら…


「先生。有川さんが具合悪そうみたいなんで僕、保健室連れていきますね」


「おぉ、頼んだぞ。鏡」

私は鏡によって立たされ保健室まで連れていかれた



てか、びっくりしたー
人が行こうとした時に言うんだもん。
アイツ私のこと見てた?いやそれはないな…たまたまだ。うん。
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