秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「自分のプライバシーを干渉するなと言ってるクセに。俺のプライバシーに容赦なく入って来るなんて…お前はどう言うつもりだ?」

俺?

素の麻生さんを初めて目の当たりした気がした。

「へぇー普段は俺なんだ・・・」

「はぁ?」

麻生さんは眉間にシワを寄せ、本気で怒ったように私を睨み据える。

「先輩をからかうのもいい加減にしろっ!」

飲み干した缶コーヒーをデスクに叩きつけるように力任せに置いた。


麻生さんがキレたーーー・・・


普段の麻生さんよりも倍に迫力が増し、全身が恐怖で総毛立った。
怒った麻生さんにそれ以上は何も言わず、ひたすら黙ってオムライスを完食した。

「ご馳走様でした・・・あ…お金払います。麻生さん」

「今日中に入力しろと言ったのはこの私だ。今夜のオムライス弁当は私の奢りだ」
気づけば、いつもの冷たい麻生さんに戻り、打ち解けたムードは跡形もなくなった。

「奢りと言われても…麻生さんに借りを作るのは・・・」

「いいから…黙って奢られろ」

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