秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「わかったわ。壮ちゃん行きましょ」

「え、あ・・・」

「壮一、頑張れっ!!俺とお爺ちゃんはお前を押してるからな」

「外野は黙ってて」

私と壮ちゃんは寝室を出て、縁側に出た。


「香音のコトだから・・・仕事終わってから来ると思っていた」


見慣れた風景を壮ちゃんと久し振りに眺める。


「どうして?私の家の畑を手伝ってるの?」


「別に・・・俺はお前の兄貴に誘われて・・・」

「それだけ?」


「そうじゃねぇけど…それよりもお前・・・金持ちの男と結婚するんだって?」


私は隣に座る壮ちゃんを男ととして意識したコトがなかった。

壮ちゃんの私の中では幼なじみ。

でも、お兄ちゃんが言うには、壮ちゃんは私に恋愛感情を抱いているーーー・・・

< 204 / 230 >

この作品をシェア

pagetop