あと何回の大丈夫

ー…


子供のように泣き今まで溜まってた気持ちをぶつけ疲れたのか咲羅はそのまま俺の腕の中で眠った。



もし、今日咲羅の家に来なかったら咲羅は別れる言葉を口にしていたかもしれない。

気持ちを溜め込んだまま、俺は何も知らずただ咲羅を失うところだった…





「ごめんな、もう出来ない約束はしない。“次”はなんてその次はもしかしたらもうなかったも知れないのに…」


「“次”があるなんて思わないで、いつ何があるかわからないんだから」


「…起こしたか？」

「んーん…ねぇ、今日は一緒にいて？そしたら今度から二人で守れる約束をしよう」

「あぁ」





“次”を使わない守れる約束を



君が大丈夫だと言わなくてもいい



笑える約束をしようー…