ライ・ラック・ラブ
「ごめん。俺行かないと」
「えっ?」
「俺の衣装はアレに決まってるから。後は君のを選ぶだけだろ?」
「そうだけど…」

少ししょげて俯く私に、「今仕事忙しくて。結婚式のこと、君にほとんど一任させてしまって、ホントごめんな」と正さんは謝った。
そして、謝り終えた正さんは、「行かないと。じゃあ佐久間、後はよろしく」と言って、お店から出て行った。

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