鏡遊び
女の人が抜け出して行った瞬間、私の身体中が真っ赤になっていることに気付いた。

さっきの女の人と同じような真っ赤な色。

その色はあの時の私を鏡の中に入れた手のようなものとも同じ色をしている。

やっとわかった。

あの子が私をここに入れたんだ。

鬼を終わらせるために...あの子の鏡遊びを終わらせるために...。

私は次の鬼になったんだ。

助かるかもしれない。

私も次の鬼を見つければ助かるかもしれない。

そして私は私を失った。

名前...?なんだったっけ...?
わかるのは私が8番目の鬼ってこと...。

そして、鏡遊びを終わらせる方法。


私はまだ廃校舎内にいる瑞樹と美希を探しに行った。


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