恋をしよう!
ここまでくるとなると、もう重症かも知れない。

荻原が遠くて、それがとても寂しかった僕がいる。

僕は荻原が好きなんだと、この1日で改めて思い知らされたんだ。

「荻原」

僕は名前を呼ぶと、彼女の耳元に唇を近づけた。

「Without you I is useless.」

そう言った僕に、
「えっ…?」

荻原は驚いたと言うように、僕の顔を見た。

「うぃ、うぃず…?

それって、どう言う意味なんですか?」

「さあな、自分で調べろ」

「めんどくさいです、教えてください」

荻原がシャツのすそを引っ張ってきた。

「めんどくさいって…」

「わたしが英語苦手だってこと知ってますよね?

成績も知ってますよね?」

荻原は食い下がらない。
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