恋をしよう!

世界中の誰よりも魅力的な人-Misaki-

今日は千秋ちゃんと合格祝いをする約束の日である。

「じゃ、行ってくるねー」

「気をつけて行ってらっしゃい」

待ち合わせ時間の30分前に、わたしは家を出た。

駅についたのは15分前だった。

「ちょっと早過ぎたかな」

スマートフォンで時間の確認をしながら、わたしは呟いた。

どこかで時間を潰すのがちょうどいいかも知れないけど、後15分くらい千秋ちゃんもくるだろうな。

そう思いながら千秋ちゃんを待っていたら、
「あれ?」

後ろから声が聞こえたけど、千秋ちゃんの声じゃないから無視をした。

と思ったけれど、誰かがわたしの顔を覗き込んできた。

「あーっ、やっぱり美咲だー!」

彼女はわたしの顔を見たとたん、嬉しそうにはしゃいだ。

誰だ、この人。
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