真夏の恋便り
次の日も…
アイツは俺よりも遅く登校してくる。
「はよーっ、これをまた預かったよ?」
「え?……あぁ…」
手紙を渡すと、昨日と同じように、カッターで切り込みを入れる。
カサッ。
手紙を見ると今日は……。
「明日会ったら、いないって言っといて…」
はあぁ?
何だよ、それ?
「明日会うかは分かんねーよ?」
「いや…明日も来るんじゃない…」
面白くなさそうに言ったら、友達は口元だけ笑って答えた。
手紙に明日も来るって書いてあったのかよ?
「手紙、見せろよ!!」
「ばーかっ、誰が見せるかよ!!」
手紙をそそくさと、バッグにしまい込んだ、コイツ……。
ちょっと位、見せてくれたっていーだろうよ。
ちぇっ。
俺には何にも、良い事ねーよなぁ。
「はよーっ、これをまた預かったよ?」
「え?……あぁ…」
手紙を渡すと、昨日と同じように、カッターで切り込みを入れる。
カサッ。
手紙を見ると今日は……。
「明日会ったら、いないって言っといて…」
はあぁ?
何だよ、それ?
「明日会うかは分かんねーよ?」
「いや…明日も来るんじゃない…」
面白くなさそうに言ったら、友達は口元だけ笑って答えた。
手紙に明日も来るって書いてあったのかよ?
「手紙、見せろよ!!」
「ばーかっ、誰が見せるかよ!!」
手紙をそそくさと、バッグにしまい込んだ、コイツ……。
ちょっと位、見せてくれたっていーだろうよ。
ちぇっ。
俺には何にも、良い事ねーよなぁ。