恋愛成就

紹介

「疲れたよね。ごめんな、うるさくて」

「楽しかったですよ」

「…兄貴と何話してたんだ?」

「色々です。蓮琉さんの話もしました」

「…兄貴余計なこと話してないだろうな」

「小さい時の話とか…今の事とか」

…そんな話をしながら私の頭の中では
蓮琉さんのお兄さんが言っていた

"家族になればこういうの毎日見れるよ"

これが、ずっと繰り返されていた。
家族というキーワードが…特に繰り返し強調されていた。

「じゃあ、またね。」

「はい、今日はありがとうございました。」

…蓮琉さんは考えてるのかな?
そういう事。

「愛麗、聞いてきたか?」

「いつでもいいって。こっちに合わせてくれるって」

「分かった…じゃあ、決まったら言うからな」

…紹介する時が近づいてる。
変な緊張と、不安が私を支配していった

「はぁ…お兄さんの言う通り、家族になったら、楽しいことが次々とあるんだろうとは思う」

部屋で…呟いた。
蓮琉さんに対しての、疑問。
そして、お兄さんの言葉。
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