恋涙
一章

太陽


雲一つない青い空。
輝くほどに光る太陽。
俺は今日絶対に勝つためにここに立っている。
仲間の応援も何もかも、今の俺には届いていない…
俺の目に入るのはベンチにいるあいつだけだ。

1年前...あいつに出会った日から俺はあいつだけを見てきた。

なぁ...優希。お前はあの日の約束をまだ覚えててくれている?
俺はきっと一生たっても忘れねぇよ。
お前を手に入れるために今日まで来たんだから。

俺が人を本気で好きになったのはあの日からだった…


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