【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち


お盆の上は空になったけれど手にはお土産がいっぱい。


食堂へ戻りながら


「わたなべさ~ん」と声を発すると


「結衣、お土産食べよう」


すでに由香里さんが待機していた。



次々あけては


「これも美味しいのよね」


「私も大好きなの」


お茶と一緒に口の中へ運ぶ


「お昼ご飯が入らなくなりやすよ」


渡辺さんからの注意勧告


「いや、別腹だから」


「苦しかったら縄跳びするわよ」


「由香里さん あははは」



お昼の仕度を始めた渡辺さんの手伝いに立ち上がり


「今日は何?」


渡辺さんが材料を出すのも興味津々で覗き込んだ。


組員さんたちと手伝いながら次々と料理を完成させていく。



「由香里さん茶碗蒸しあるよ」


「ラッキー」


「いつもより豪勢だねぇ。うふふふ」



お膳に並べ終わると由香里さんと組員さんたちとみなさんのいる部屋へ運んだ。







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